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2005年/4月/vol.01
●4月の元気酒

カキドオシ酒

 シソ科カキドオシ属の蔓性多年草。茎は四角で初め直立か斜上し草丈10〜20cm、のちに倒伏して葉節間が伸び、地面を這って長く伸びる。葉は対生し、腎臓状円形で葉縁はギザギザ、長柄がある。花期は4〜5月、倒伏する前の茎頂や葉腋に、紅紫色の唇形花をつける。全体に強い香りと細毛がある。垣根を通り抜けてはびこるところから「垣通」の名がついた。子供の疳の虫に効くのでカントリソウ、銭(硬貨)のように丸い葉が連なるので連銭草(生薬名)の名がある。さらに、葉で銅銭を磨くときれいに輝くので銅銭草・銭磨きの別名もある。元気酒には、草丈10cm前後の花期の地上部を刈り取って用いる。

材料:35度前後の原酒1800ml、生の全草300g、砂糖類100g。

作り方:刈り取った地上部を計量し、水洗いして水気を切り、ザルなどで風にあてて軽く乾かす。あまり乾すと精油分が飛んでしまい、枯草臭もつく。砂糖類といっしょに漬け込み、10日前後で素材は引き上げる。緑がかった褐色に仕上がり、独特の精油香を放つ。

効用:新陳代謝促進、疲労回復、咳止め、利尿、強壮、リウマチ、などに。


ノビル酒

 ユリ科ネギ属の球根多年草で草丈40cm前後。地中に白い鱗茎があり、タマネギを小さくしたような形状。葉は互生だが、地面からほぼ束生状になり、濃緑色で円柱状の線形。花期は5〜6月。日本では古代から食べられていた野草で、春の摘み草の定番であり、鱗茎に味噌をつけて食べた経験のある方も多いと思います。和名・ノビルは野蒜で、野に生える蒜(ネギ・ニンニク類の古名)の意味。ヌビルとも呼ばれ、生薬名は山蒜(サンサン)。繁殖は主に鱗茎の分割が多い。近縁のラッキョウも生薬・薤白(ガイハク)と呼ばれ、ほぼ同様の効果があるようです。4〜9月に鱗茎を採取して漬け込む。

材料:35度前後の原酒1800ml、生鱗茎300〜400g、甘味は入れない。

作り方:葉とひげ根、外皮を取り去り、水洗いして水気をふき取ってから漬け込む。3ヶ月くらいから飲めるが、素材の引き上げは6ヶ月〜1年後にする。急ぐ場合はカットして漬ける。淡黄褐色でネギ類特有のアリル臭がある。

効用:強壮強精、健胃整腸、咳止め、生理不順、婦人の?血・血塊、肩こり、などに。


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