●5月の元気酒
セッコク酒
ラン科デンドロビウム属の多年草で、草丈10〜25cm。根茎は多数のひげ根を出して老木や岩石に着生する。茎は根際から多数束生し、多肉質で節があり、節間は中央がややふくらんだ円柱形で2〜4cm、初めは鞘に包まれている。葉は節に1枚ずつ互生し、茎上部に数枚つく。花期は5〜6月、前々年の上部の節に、白〜淡紅色の蘭花を1〜2個ずつ付ける。「斛」はビヤ樽形をした古代中国の計量器で、茎の形状が斛に似ていて、石の上に生えることから「石斛」の名が付いたとも云われる 。中国の生薬・石斛は大型の金釵石斛(コウキセッコク)が多く、洋蘭の1グループとしてのデンドロビウム類の主要原種です。花が小さな蕾の頃に茎を採取して漬け込むが、すべて取らずに数本残すと再生する。
材料:35度前後の原酒1800ml、生の茎葉400g、甘味は入れない。
作り方:茎葉は水洗いして水気を切り、適当にカットして漬け込む。
3ヶ月くらいで飲めるが、素材は1年くらいしてから引き上げる。
効用:強壮強精、インポテンツ、健胃整腸、食欲増進、美声、などに。
注意:虚弱体質で冷え性の人は用いない。
ローズマリー酒
シソ科ロスマリナス属の常緑小低木で樹高は1〜2m。幹は直立または種類により匍匐し、多数分枝する。葉は対生で無柄、線形・革質で2〜3cm、茎に密生する。花期は生育条件で変わり、早春・初夏・晩秋など。葉腋に白・淡紫〜紫・赤紫色などの唇形花を輪生状につける。ローズマリーはラテン語で“海のしずく”という意味で、淡紫色の花を表現しているものでしょう。全体に強い樹脂香があり、精油原料、肉料理の匂い消しなどにも利用されます。年中採取できますが 、5〜6月頃が適期でしょう。なお、和名はマンネンロウ、生薬名は迷迭香( メ イ テ ツ コ ウ)といいます。1本あると便利でかわいいハーブです。
材料:35度前後の原酒1800ml、生の茎葉150g、砂糖類100g
作り方:新しく伸びた、葉にツヤがある小枝を採取し、水洗いして水気を切って
漬け込む。10日程度で素材を引き上げる。緑がかった琥珀色で、
爽やかな樹脂香の元気酒に仕上がる 。
効用: 消化促進、健胃駆風、強壮、更年期障害、閉経、頭痛、精神安定、不眠、
老化予防、などに。婦人の要薬とされる。注意:妊婦は用いないこと。
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