●6月の元気酒
クワの実酒
クワ科クワ属数種、ヤマグワ・マグワ(トウグワ)などの果実。放っておくと10mにもなる落葉高木で雌雄異株。養蚕が盛んな頃は、田舎ならどこでも手に入りましたが、今は栽培品は少なくなり、野生化したものを見かける。ドドメとも呼ばれ、子供の頃に口の周りを紫色に染めて食べた経験のある方も多いでしょう。果実酒にする場合は黒紫の熟果が中心ですが、漢方で用いる桑椹(ソウジン)は未熟果を乾燥したものです。元気酒としては味と効用の両方を欲張り、未熟果と熟果を2:1〜半々くらいで混ぜるといいでしょう。実以外にも、葉・根皮などが薬用に使われ、元気酒にも利用できます。
材料:35度前後の原酒1800ml、生果実800g、砂糖類150g。
作り方:果実はつぶさないように水洗いし、水気を切って漬け込む。
1〜2ヶ月で素材を引き上げる。
濃い赤紫色の郷愁を誘う果実系元気酒に仕上がる。
効用:滋養強壮、肝腎強化、消渇、便秘、目の疲れ、関節強化、耳鳴り、などに。
ドクダミ酒
ドクダミ科ドクダミ属の多年草で草丈15〜35cm、湿り気のある半日陰を好む。葉はまばらに互生し、広心形で先が尖り全縁。表面は青みがかった暗緑色。6月頃、白い十文字の苞の中心から黄色の小花をタンポ状につける。全草に独特の臭気があり、魚腥草(ギョセイソウ:魚の様に生臭い草の意)ともいう。ドクダミは毒を解くという意味。十薬は、10種類もの薬効があるというので名付けられたが、実は馬の薬としての効能というオチがある。ただし人間に対しても効果があるようで、民間薬として昔から重宝された。旧厚生省が薬品から食品に分類変更した時に、一時健康食品としてブームになった。
材料:35度前後の原酒1800ml、生の地上部300g、砂糖類100g。
作り方:花が咲き始めの頃、地上部を刈り取って用いる。
計量、水洗いの後、水気を切り、軽く風を通して表面を乾かす。
あまり萎びるまで干す必要はない。その後、砂糖類と共に漬け込む。
2〜3週間で素材を引き上げ、熟成させる。
緑がかった琥珀色に仕上がり、強いドクダミ臭は残らない。
効用:新陳代謝促進、高血圧・動脈硬化予防、整腸、便秘、利尿、
神経痛、美容、などに。
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