●7月の元気酒
イカリソウ酒
メギ科イカリソウ属の各種イカリソウ類。多年草。イカリソウは花が可愛いので、山野草としても人気がある。草丈15〜25cm、葉は根生で2回3出複葉、長倒心形左右非対称で先端が尖り、縁に細い鋸歯がある。葉柄は長く針金状。花は淡い桃色で下向きに咲き、形が船の碇に似ているので碇草の名がついた。中国では古来、強精強壮の薬草として有名で、淫羊?(インヨウカク)の名は、1日に100回も交合する淫羊という動物が、この?(草の意)を好んで食べていた、という故事に由来する。生薬古名は仙霊脾(センレイヒ)といい、強精薬酒に名を残している。
材料:35度前後の原酒1800ml、生の茎葉300g、砂糖類150g。
作り方:成長した茎葉を刈り取り、水洗いして水気を切り、軽く乾かしてから
適当に刻んで漬け込む。1年ほどおいてから素材を引き上げる。
なお、生薬・淫羊?の場合、80gくらいを3ヶ月ほど漬け込む。
効用:強精強壮、インポテンツ、精液増加、興奮、リウマチ、腰膝軟弱、神経衰弱、
無気力、健忘、冷え性、美容、などに。
注意:のぼせ・ほてり・暑がりの人は用いない。量を過ごすと副作用がある。
ベニバナ酒
キク科ベニバナ属の1年草で草丈1mほどになる。エジプト原産で、日本には奈良時代以前に入り、染料・油脂原料・観賞用などに栽培されてきた。花期は6〜7月、枝先に100近い筒状花が集まった鮮黄色のアザミ様頭花をつけ、のちに赤く変わる。古来、紅色系の植物染料として知られ、口紅・食品着色料・薬用などにも利用される。種子から搾った紅花油(サフラワーオイル)は、リノール酸が豊富な高級食用油である。活血・通経・駆?血の効が強く、女性の血の道に有益な生薬です。花は水洗いできない(黄色色素が溶け出す)ので、きれいな物を早朝に摘み取るのがよい。
材料:25〜35度の原酒1800ml、乾燥紅花30g、砂糖類150g。
作り方:摘んだ花を紙に広げてゴミや虫などを取り除き、乾かす。
乾いたら砂糖類と共に漬け込み、1週間ほどしたら素材を濾して除き、熟成させる。
赤味がかった濃黄色で、独特の鉄臭様風味がある元気酒です。
効用:婦人病、冷え性、更年期障害、無月経、貧血、血行不良、動脈硬化予防、
筋肉過労、などに。なお、妊婦や生理中は用いないこと。
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