●10月の元気酒
キク酒(菊花酒)
キク科キク属の多年草で、古典的な園芸植物として、春の桜と共に日本人に
最も愛される秋の花です。栽培も盛んで、園芸品種は非常に多い。中国原産で、
チョウセンノギクとシマカンギクの交雑で出来たといわれる。花期は9〜11月、花には芳香がある。元気酒にするものは、食用菊かそれより小型の白〜黄色のものをおすすめします。花を噛んでみて、苦味の強いものは避けましょう。生薬・菊花では中国・杭州の白小菊が高級品とされる。なお、観賞用の花は農薬を使っているので利用しないこと。できれば、自分で無農薬有機栽培したものを漬け込むと、安全で記念にもなる。
材料:35度前後の原酒1800ml、生菊花200g、砂糖類は入れない。
作り方:開花したての新鮮で汚れのない花を摘み、虫やゴミを取り除いて、
茎を取り除く。さっと洗って(清浄なものは洗わない)水気を切り、
手早に漬け込む。素材は1週間ほどで引き上げ、2ヶ月くらい熟成させる。
花色によって酒色は異なるが、爽やかな芳香の元気酒に仕上がる。
効用:新陳代謝促進、疲労回復、健胃整腸、目の充血、のぼせ、
高血圧や狭心症の予防、酒毒、美容、などに。
ショウガ酒
ショウガ科ショウガ属の多年草で、草丈30〜100cm。野菜として栽培され、
根茎には特有の爽やかな辛味があり、薬味や漬物などで食される。
インド・熱帯アジア原産で、日本には紀元前に渡来したらしい。千葉県や高知県で
栽培が盛んです。品種により大きさや辛味・風味に差がありますが、
手に入るものでよいでしょう。栽培品を9〜11月に収穫するか、
新生姜が出回ったら購入して漬け込む。ひね生姜(種生姜)でも
効果は変わらないが、新生姜の方が断然風味がよい。
なお、同科のウコンやガジュツなども、この時期に漬けるとよい。
材料:35度前後の原酒1800ml、生ショウガ500g、砂糖類100g。
作り方:ショウガは茎と根を取ってよく水洗いし、水気をふいて
薄切りしてから漬け込む。
3ヶ月ほどで飲め、素材は1年を目安に引き上げる。
淡い黄色で、爽やかな辛味の効いた美酒になる。
効用:新陳代謝促進、健胃整腸、つかえ・むかつき、食欲増進、腰膝痛、強壮、
嘔吐、酔い止め、体液停滞、美容、などに。
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