●今月の読み切りコラム
3)二日酔い防止酒?〜霊芝酒〜
「苦いねー、これが効くんだよ」。
居酒屋「人参果」の常連客のなかに、閉店間際に来ては、必ず霊芝酒を1杯飲んで帰る人がいた。
初めて来た時に、「一番飲みにくい酒はどれ?」と聞かれ、苦味の強い霊芝酒を勧めてみた。本当は生臭いのやらたくさんあったが、二日酔いがどうのこうのといっていたので試してみたくなった。
しばらくして次に顔を見せた時、真っ先に言われた。
「あれ飲んだら二日酔いが無かったよ!霊芝酒は効くねー」。
と言う事でそれ以来、どっかでシコタマ飲んで、最後に当店で霊芝酒、というパターンが出来上がってしまったようです。初めから当店で飲んでくれれば、店を閉めなくてもよかったかもしれなかったのに? いや、これは失言、失言。
万人に効果があるとは思いませんが、霊芝酒が二日酔いに有効な人もいるという一事例です。確かに、霊芝には肝機能を保護する作用があるようです。あるいは苦すぎて、酔いが覚めてしまうのかもしれませんね。昔から良薬は口に苦しです。
☆霊芝の酒を作るときのポイントとして、
良質の霊芝を入手することが重要です。誤解しないで欲しいのは、梅の木に生える“古梅霊芝”とかそういうことじゃなく、生育後期に収穫されたものということです。
霊芝は一年生のキノコで、生育が終了すると枯れ(見た目には判らない)、その後は雨や露でどんどん成分が流されてしまいます。
ですから、信頼のできるお店で購入してください。
夏〜秋に採取する時は、傘の裏がきれいな、その年に生育したと思われるものを採るようにしましょう。
なお、傘の色の違いにより、白芝・黄芝・赤芝・青芝・紫芝・黒芝などの呼び名がある。ただし、黒芝は同属のマゴジャクシを指すようです。中国や日本で、古来より瑞草(縁起のよい植物)として珍重され、サイワイタケやカドデタケなどの別名もある。
霊芝:サルノコシカケ科 マンネンタケ 一年生キノコ
学名:Ganoderma lucidum
生薬・霊芝の刻んだもの200gに、35度(25度でもよい)の原酒1800mlを加えて漬け込む。3ヶ月ほどで仕上がるので、濾して保存・飲用する。甘味はお好みだが、加えないほうがスッキリしている。
次へ
|